ベンチプレス
ベンチプレスの停滞をどう見直す?重量を足す前の確認手順
ベンチプレスが一度伸びなかっただけでは、メニュー全体が合っていないとは判断できません。まずは同じ条件の記録を並べ、どこが止まっているかを確かめます。
最高重量、同じ重量での回数、後半セットの落ち込みでは、見直す場所が違います。『伸びない』を具体的な現象に置き換えるところから始めましょう。
比較する条件がそろっているかを見る
前回は最初にベンチ、今回は肩の種目の後。前回は長く休み、今回は急いで再開。この二つを重量だけで比べても、停滞の原因はつかみにくくなります。グリップ、可動域、補助の有無も確認してください。
筋トレの負荷は重量だけで表せず、回数や休憩なども関係すると、負荷モニタリングのレビューは整理しています。これは『記録すれば必ず伸びる』という証拠ではありませんが、比較条件を残す意味はあります。
最初のセットと後半のセットを分けて読む
最初は予定通りでも後半に回数が急落するなら、まず休憩とセットの配分を点検します。全セットを限界まで行っていないか、胸や肩の別種目が増えていないかも確認します。ここでセット数をさらに増やすと、原因を分けて考えにくくなります。
最初のセットから複数回続けて下がるなら、直近の予定変更や疲労感を書き出します。体重の変化や食事の乱れも背景情報です。一つの記録から栄養不足や回復不足を断定せず、練習全体の流れとして見てください。
次の練習で確かめることを一つ決める
休憩をそろえて同じ重量を再試行する、追加した補助種目を元に戻す、練習量を軽くする。いずれかを選び、変更日と理由を残します。重量、頻度、種目を同時に替えると、結果が良くなっても何が効いたか判断できません。
たとえば『最初の5回はできるが、2セット目は3回になる』なら、次回は休憩条件をそろえる、と決めます。結果が変わらなければ次の仮説へ進みます。何回で停滞と呼ぶかに万能な線引きはありません。生活の変動が大きい時期には、同じ条件を用意できた回数も数えましょう。
痛みがある場合は、停滞を突破するための追加セットや最大重量挑戦を続けないでください。この記事は痛みの原因や治療を判断するものではありません。計画の見直しと、身体の問題への対応は分けて扱います。
出典と読み方
- Scott ほか(2016)Training Monitoring for Resistance Exercise: Theory and Applications ↗
筋トレの負荷を測る方法を整理したレビュー。記録アプリ自体の効果を検証した研究ではありません。
研究結果は対象者・種目・期間などの条件によって異なります。本文中の計画例はKINLOGI編集部の提案で、個人の成果を保証するものではありません。